制御盤とは、機械や設備を安全、円滑に且つ、能率よく動作させるために機器等を集約した箱のことです。ブレーカーや電磁開閉器、トランス、リレー、操作スイッチなど、目的や用途に合わせて様々な機器が取り付けられています。
そもそも制御盤はなぜ必要なのでしょうか。理由は3つあります。
①同時運転の禁止や操作場所の選択といった制限を設けることで、事故の発生リスクを下げ、影響範囲を小さくするため
②始動電流が大きい機械等、機械毎の適切な起動回路を設けるため
③遠方からの操作や自動運転といった動作方法のスペックを満たすため
これらを満たすため、売電や発電機のブレーカーから機械や設備へ直接電気を供給するのではなく、制御盤を介し機械や設備を正しく制御する必要があります。また、お客様の設備環境によって、制御盤の据付方式を壁掛け型や屋外型にしたり、盤サイズを考慮しなければなりません。
弊社では、ご要望を踏まえるだけでなく、調査時に得た既設制御盤の現状や据付環境を考慮し、電気機器、配線、箱の構造や大きさを選定することで、それぞれのお客様にとって最適な制御盤を設計・製造します。制御盤は【安全】に【円滑】に【能率】よく機械設備を動作させるために必要不可欠であり、お客様個々に合わせて最適な形がある箱です。